Zabbixは様々な方法によりネットワーク上のデバイスを監視することができます。対応している監視方法は以下の種類があります。OS、ネットワーク機器、UPSなどネットワークに接続されたデバイス、アプリケーションなどを一元的に監視することができ、システム全体の稼働状況を即座に把握することが可能です。
収集されたデータはリアルタイムにRDBMSに保存され、Webインターフェースから確認することができます。RDBMSを利用することにより長期間のデータ蓄積とデータの再利用が可能であり、収集データを利用した長期傾向分析やレポートの作成などにも活用することができます。
ZabbixはWebインターフェースから監視結果の表示、監視設定の変更を行うことができます。専用のクライアントソフトウェアを必要としないことから、PCだけではなくタブレット機器やスマートフォンなどブラウザを利用できる環境があれば、いつでも、どこからでもリアルタイムにシステムの稼働状況を把握することができます。
また、データのグラフ化やマップ表示機能などのグラフィカル表示機能も有しているため、短期間のデータから障害の分析を行ったり、長期間のデータからシステムの傾向分析を行いハードウェアの増強計画を立てるなど様々な活用方法があります。
ZabbixのWebインターフェースには以下の機能を有しています。
Zabbixは障害検知のためのしきい値を柔軟に設定することができ、障害発生時にはリアルタイムに管理者への通知を行うことができます。実行できる障害通知方法には以下のものがあります。
メールによる通知だけではなく、カスタムスクリプトを実行できることにより、チケット管理システムへの障害インシデント登録やSNMPトラップを用いた上位の監視サーバへの障害情報の転送、障害の自動対応などを行うことも可能です。
また、エスカレーションの機能を有しているため、障害の継続期間に応じて管理者へのメール通知、マネージャへのメール通知、スクリプトによる障害の自動復旧対応など、実行させるないようを変化させることが可能です。