Zabbixのインストール(RPM編)

ZABBIX-JPではZabbix 2.0移行のRPMの作成は行いません。新規にZabbixをインストールする場合はZabbix SIAが配布するオフィシャルRPM/Debパッケージを利用ください。オフィシャルパッケージはこちらからダウンロードできます。yum/aptを利用したインストール方法はオフィシャルドキュメントを参考ください。

yumリポジトリの登録

ZABBIX-JPのリポジトリをyumに登録していない場合はZABBIX-JPのyumリポジトリ利用方法を参考にあらかじめ設定を行ってください。

Zabbix 1.8

RPMパッケージのインストール

以下のコマンドでZabbixパッケージをインストールします。

 # yum install zabbix zabbix-agent zabbix-server zabbix-server-mysql zabbix-web zabbix-web-mysql

MySQLデータベースサーバの設定

ZabbixサーバのデータベースとしてMySQLを利用する場合の設定

  • MySQLデータベースの設定ファイル /etc/my.cnf を以下のように設定
  •  [mysqld]
     ・・・デフォルトの設定は残す・・・
     
     default-character-set=utf8
     skip-character-set-client-handshake
     
     # mysqldセクションに含まれるよう、mysqld_safeよりも上に設定を書くこと
     [mysqld_safe]
     ・・・デフォルトの設定は残す・・・
    

    (※MySQL 5.5以降では「default-character-set=utf8」ではなく「character-set-server=utf8」を利用します。)

  • MySQLデータベースサーバの起動
  •  # service mysqld start
    

    (※ Xen 準仮想環境上では、TLSが無効なためにMySQL自体が起動しない場合があります。その場合には「skip-bdb」を /etc/my.cnf の [mysqld] セクションに追加するなどの回避方法があります。)

  • データベース「zabbix」を作成
  •  # mysqladmin create zabbix --default-character-set=utf8
    
  • データベースにzabbix接続ユーザ「zabbix」を作成
  •  # mysql -uroot
     mysql> grant all privileges on zabbix.* to zabbix@localhost identified by 'zabbix';
     mysql> flush privileges;
     mysql> quit
    
  • Zabbixの初期データベースをインポートします
  •  # mysql -uroot zabbix < /usr/share/doc/zabbix-server-1.8.10/schema/mysql.sql
     # mysql -uroot zabbix < /usr/share/doc/zabbix-server-1.8.10/data/data.sql
     # mysql -uroot zabbix < /usr/share/doc/zabbix-server-1.8.10/data/images_mysql.sql
    

Webインターフェースの設定

  • Apache Webサーバの起動
  •  # service httpd start
    
  • ブラウザでZabbixサーバにアクセス
  •  http://zabbix-server-address/zabbix
    
  • インストール画面
  • ライセンスの確認画面
  • PHP設定の確認画面。すべてOk表示になるように設定を行う必要があります。

  • データベース接続設定を行います。「Test connection」を押してOkと表示されれば正常に接続が行えています。
  • Zabbixサーバのステータス確認用に利用する、Zabbixサーバのホスト名とポート番号を設定します
  • インストールのサマリ表示画面
  • Webインターフェースの設定ファイルを設置します。
  • (※SELinuxを有効にしている場合はファイルを自動的に保存できませんので、一度ダウンロードして、そのファイルをZABBIX-JPのRPMを利用している場合は、/etc/zabbixディレクトリに配置してください。ソースから導入された場合は、フロントエンド用PHPのファイルを配置したディレクトリの下にあるconfディレクトリに配置してください。)

  • Retryボタンを押し、設定が正常に保存されると以下の画面が表示されます
  • Webインタフェースのインストーラを終了します
  • 以下のログイン画面が表示されます。
  • デフォルトでは以下のアカウントを使ってWebインターフェースにログインすることができます。

    • ユーザ名: Admin
    • パスワード: zabbix

Zabbixサーバの設定

  • /etc/zabbix/zabbix_server.confの修正
  •  # Database host name
     # Default is localhost
     
     #DBHost=localhost
     
     # Database name
     # SQLite3 note: path to database file must be provided. DBUser and DBPassword are ignored.
     DBName=zabbix
     
     # Database user
     
     DBUser=zabbix     <- データベースユーザ名を設定
     
     # Database password
     # Comment this line if no password used
     
     DBPassword=zabbix     <- コメントアウトを外してデータベースパスワードを設定
    
  • Zabbixサーバの起動
  •  # service zabbix-server start
    

Zabbixエージェントの設定

  • /etc/zabbix/zabbix_agentd.confの修正
  •  Server=127.0.0.1     <- ZabbixサーバのIPアドレスを設定
     
     # Server port for sending active checks
     
     #ServerPort=10051
     
     # Unique hostname. Required for active checks.
     
     Hostname=Zabbix Server     <- Webインターフェースのホスト設定で登録するホスト名と同じ値を設定
     
     # Listen port. Default is 10050
     
     #ListenPort=10050
     
     # IP address to bind agent
     # If missing, bind to all available IPs
     
     ListenIP=127.0.0.1     <- ListenするIPインターフェースを設定
    
  • Zabbixエージェントの起動
  •  # service zabbix-agent start