メンテナンス期間中に発生した障害がメンテナンス終了後まで継続した場合の挙動差異について

【アイテム】※2系・4系共通
タイプ:シンプルチェック
キー:icmppingsec[,3,500,,,]
監視間隔:60秒

【トリガー】※2系・4系共通
深刻度:軽度の障害
条件式:{(ホスト名):icmppingsec[,3,500,,,].last(0)}=0

【アクション】※2系
メンテナンスの状態 期間外 "メンテナンス"
トリガーの値 = "障害"
トリガーの深刻度 = "軽度の障害"
アクションの内容:特定のユーザーグループにメッセージ送信

【アクション】※4系 (「トリガーの値」の条件が選択肢からなくなっていました)
メンテナンスの状態 期間外 "メンテナンス"
トリガーの深刻度 = "軽度の障害"
アクションの内容:特定のユーザーグループにメッセージ送信

このとき、「データ収集あり」でメンテナンス設定を行った際の挙動が、2系と4系で以下の通り異なります。
≪前提≫
・メンテナンス期間に入る前は、トリガーの状態は「正常」
・メンテナンス期間中に「障害」状態となり、「障害」状態のまま、メンテナンス期間が終了
≪2系での挙動≫
・メンテナンス中も「監視データ→トリガー」メニューに「障害」ステータスのレコード追加
・メンテナンス中にはアクションは実行されない。
・メンテナンスが終了したタイミングで、アクションが実行され、ユーザグループへのメッセージ送信がされる。
≪4系での挙動≫
・メンテナンス中も「監視データ→障害」メニューに「障害」ステータスのレコード追加
・メンテナンス中にはアクションは実行されない。
・メンテナンスが終了したタイミングでも、アクションが実行されず、メッセージ送信はされない。
 ※「監視データ→障害」の「アクション」列にも、メッセージ送信等のアクションは表示されない。

2系と4系の間で加えられた変更で、このような仕様変更にかかわる項目が存在するか、ご存じの方はいらっしゃいますでしょうか。
また、こういった事象をお手元で確認されている方はいらっしゃいますでしょうか。(私の手元の環境がおかしい?可能性も考え)
ご教示頂けますと幸いでございます。

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ユーザー Beginner SE の写真

Zabbix3.2からメンテナンスモードの動作が変更されているようです。
安定版の場合は3→4の間。

■仕様変更に関わる項目
「アクション」の設定項目に
「メンテナンス時に実行を保留」というチェック項目が追加されているかと思います。

-----マニュアルから抜粋-------
Mark this checkbox to delay the start of operations for the duration of a maintenance period. When operations are started, after the maintenance, all operations are performed including those for the events during the maintenance.
If you unmark this checkbox, operations will be executed without delay even during a maintenance period.
This option is supported since Zabbix 3.2.0.
---------------------------------------

■事象について
メンテナンスモード3と4の動作の違いに関する注意喚起を
どこかで読んだ記憶があるのですが見つけられませんでした。

すでにZabbixのサポート契約を購入されているのであれば、
ナレッジで見つかるかもしれません。

Beginner SE 様

コメントありがとうございます。
また、メンテナンスモードの動作変更について、情報のご提供ありがとうございます。

頂いたナレッジのキーワードで洗ったところ、FORUM 上に類似の QA を見つけました。
メンテナンス期間終了後のアクション実行について
http://www.zabbix.jp/node/4173

上記のスレッドで会話されているような内容にて、再検証をしてみたいと思います。
結果がわかりましたら、こちらでも改めてご展開いたします。

上記フォーラムを参考に、アクションを下記の通り変更しました。

【アクション】※4系
トリガーの深刻度 = "軽度の障害"
アクションの内容:特定のユーザーグループにメッセージ送信
※「メンテナンスの状態 期間外 "メンテナンス"」を実行条件から削除しました。
※実行内容にて「メンテナンス中の場合に実行を保留」のチェックボックスをオン (デフォルト)

上記設定にて同様の検証をしたところ、意図通りにメンテナンス期間中の障害発生タイミングでのメッセージ送信が抑止され、メンテナンス期間終了まで障害状態が継続したときにはメンテナンス期間終了時にメッセージ送信をさせる動作を実現できました。

Beginner SE 様、みなさまの情報ご提供に感謝申し上げます。