Zabbix 7.0.0リリース

Zabbix 7.0がリリースされました。

大きな変更点の1つは、ライセンスがGPLv2からAGPLv3に変更された点です。

主な機能の追加と改善としては、以下のものが挙げられます。

  • アイテムの値取得方法の柔軟化
  • Zabbixプロキシの高可用性対応
  • Zabbix APIを使用してアイテムの値送信
  • ダッシュボードのウィジェットの種類追加
  • 保存前処理のキューイング状態の削減
  • アクティブエージェント上でのリモートコマンド実行
  • ネットワークディスカバリの同時実行性の向上
  • ネットワークディスカバリや自動登録時のホストへのタグ設定
  • WebインターフェースのMFA対応

アイテムの値取得方法の柔軟化に関しては、アイテムの値取得時のタイムアウト設定がアイテムの種別ごとに設定できるようになったり、値取得処理の一部でスレッドを使用するようになるなどの改善が行われています。

Zabbixプロキシの高可用性対応に関しては、Zabbixプロキシも負荷分散することができるようになったり、Zabbixプロキシでアイテムデータの中継時にDBMSを使用せずにメモリ上で処理をして、DBMSのI/O処理の負荷を削減するなどの機能改善が行われているようです。

注意点としては、以下のものを挙げておきます。

  • バックエンド用のDBMSとしてOracleが非推奨(将来的に削除予定)

他にも様々な機能追加や変更がありますので、詳細は、以下のURLなどをご参照ください。

日本語マニュアルの翻訳は、まだまだ翻訳が進んでいないので、もうしばらくお待ちください。