ZABBIXのテンプレートについて
2011年3月5日(土)に実施された以下の資料のp26の
『Zabbixの解その1−テンプレート』の以下の記述について、質問があります。
・ インストールすれば、7〜8割の要求は満たせる
資料『OSC2011 Tokyo/Spring @WasedaUniv.
Zabbix 1.8.4のご紹介商用環境でZabbixがどこまで使えるのか?』
質問
以上の資料のp16〜p20にかけて、企業が求めるシステム監視項目の記載がありますが、zabbixのデフォルトのテンプレートをインストールすれば、企業が求めるシステム監視項目の7〜8割の要求は満たせるというふうに読み取れます。この7〜8割の要求を満たせるという根拠を知りたいと思います。どの監視項目がテンプレートで容易されているのか洗い出しをしています。
現在の最新バージョン(1.8.5)で、以下の企業が求めるシステム監視項目具体的にはどの監視項目はテンプレートで用意されていて、どれが用意されていないかを教えてください。
私としては企業が求めるシステム監視項目からバージョン1.6.4で洗い出しを実施しました。
説明としては○がついているものはテンプレートが存在した項目、ついていないのはテンプレートが見つけることができなかった監視項目です。
【企業が求めるシステム監視項目】
I.サーバインフラ監視
?サーバの死活監視⇒○
?サーバのリソース監視(CPU、Mem、Disk、Swap)⇒○
?CPUのロードアベレージ監視 ⇒○
?トラフィック監視(eth0, eth1, bond0等)⇒ ○
?ファン回転数と温度監視⇒○
?冗長電源の監視⇒○
?Syslogとファイル改竄の監視⇒○
?障害発生時のメール通知⇒○
?障害発生時のスクリプト起動⇒○
?障害発生時にパトランプ点灯
?稼働状況のグラフ表示⇒○
?月次レポートとキャパシティプランニング⇒○
II.アプリケーションプロセス監視
?プロセスの死活監視⇒○
?プロセス数の監視 ⇒○
?アプリケーションポートの監視⇒○
?アプリケーションログの監視
III.DB監視
?DBプロセスの死活監視⇒○
?主要テーブルスペースの容量監視
IV.Webシステムの監視
?Webのレスポンス監視⇒○
?セッション数の監視
?ロードバランス状態の監視
V.Javaシステムの監視
?Javaヒープ領域の監視⇒○
?Full GC発生率の監視⇒○
VI.ネットワーク監視
?ネットワーク機器の死活監視⇒○
?ポートのトラフィック、エラー監視⇒○
?ポートのLink Up/Down、ネットワークケーブルの結線状態⇒○
?SNMP Trapの受信とアクション
?トポロジーマップによる監視
?ハイエンドスイッチのリソース(CPU、Mem)、ファン、温度監視?スイッチ冗長構成時のActive/Standby状態監視
?ロードバランサ状態監視
?UPS電圧、電流監視
VII.おまけの要求項目
?多段階しきい値によるアラート通知
?監視対象サーバ側で独自スクリプトを実行して取得したデータをグラフ化
?仮想環境のハイパーバイザ状態監視
?サーバ、ネットワーク機器の資産管理
?インシデント管理システムとの連動
?アプリケーションシステムとの密な連動
回答としては、以下の2つのいずれか方法のどちらでも構いません。
? 以上の監視項目について、それぞれ、これはあるとかこれはないとかというという回答か、私としても洗い出しましたので、その差異を指摘していただいても構いません。
? テンプレートの有無がある表などがあれば、それをおしえていただいても構いません。
お忙しいところ、申し訳ありませんが、ご回答をよろしくお願いします。
VAXVMS - 投稿数: 14
takegaさん、
こんにちは。OSC2011 tokyoでプレゼンしたVAXVMS(広瀬)です。
ご質問、ありがとうございます。
まず、ご質問の1のテンプレートで7〜8割のリクエストに答えることが出来る、と言うのは今までの私の経験から得た判断です。
定量的に分析した結果ではありません。
次に、私が掲げた項目に対しテンプレートですべてが解決できるかと言うと、残念ながらできない項目もあります。
takegaさんのチェック通り○が付いていない項目はカスタマイズが必要です。と言ってもガリガリプログラムを書くようなカスタマイズではなく、ほとんどGUIだけで出来るカスタマイズですけどね。
takega - 投稿数: 20
広瀬様
早速のご回答ありがとうございました。
以上、よろしくお願いします。