VCenterで管理されているサーバーの自動登録手順について
いつもお世話になっております。
現在zabbix 1.8.16にて監視運用しております。
今回新たに以下環境にて新規構築して移行しようと考えております。
今回試している環境にてvCenter経由にて仮想環境の監視を行いたいと考えております。
【環境】
Zabbix 2.2.3
CentOS 6.5 ( 2.6.32-431.el6.x86_64)
MySQL 5.1.73
PHP 5.3.3
「Zabbix統合監視徹底活用」、「7.3.3 Zabbix VMWare監視機能による連携」を 参考にvCenterからの自動登録を試してみました。
【VM環境】
VCenter Server 5.1.0
【zabbix設定】
ホスト:vCenter
IPアドレス:vCenterのIPアドレス
テンプレート:Templete Virt VMwar
{$PASSWORD}=vCenterのパスワード
{$USERNAME}=vCenterの管理ユーザー名
{$URL}=https://vCenterのIPアドレス/sdk
ダッシュボード上から見ると「zabbixサーバーの状態」にて以下のような表示が確認できます。
上記表示からはディスカバリにより自動登録されたように見受けられます。
しかしどこにホストがあるのか、分からない状況です。
想定では、
設定 > ホスト
にて自動登録されたホストが確認できるものと思っていました。
現時点では実際にホスト登録されていないように思います。
書籍上では特に自動登録の為の設定について説明がありませんでしたが、検出されたホストをzabbix上に登録するためには何か追加設定が必要なのでしょうか。
ご存知の方がいらっしゃいましたらご教示頂ければ幸いです。
TNK - 投稿数: 4740
設定ができていれば、自動的にハイパーバイザやゲストを検索して
「設定」->「ホスト」で確認することができるようになります。
記載頂けていないので確認させて頂きたいのですが、Zabbixサーバ
の設定ファイル:zabbix_server.conf内の、
StartVMwareCollectors
の値を1以上に設定してzabbix_serverの再起動は行われましたか?
デフォルトでは、StartVMwareCollectorsの値は0になっているので、
VMwareの監視を自動で行えるようになっていませんのでご注意くだ
さい。
あと、vCenterの登録設定後、ローレベルディスカバリと呼ばれる
機能を利用して、vCenter配下のESXの検索から段階的に実行されま
すので、ゲストを検索して監視が開始されるまでに時間がかかりま
す。
設定を行ってからどのくらいの時間待たれましたか?
VMwareコレクタを起動されていなかったのであれば、起動してから
再度1時間程度待ってみてください。
それでも、「設定」->「ホスト」で表示されないようであれば、
Zabbixサーバのログ(/var/log/zabbix/zabbix_server.log)などに
何らかのログが出力されていないかご確認ください。
昨年のZabbixカンファレンスJapan 2013での日下部さんの発表資料
もご参照ください。
http://www.zabbix.com/jp/conf_japan_2013_agenda.php
http://www.zabbix.com/jp/img/zabconf2013/presentations/09-nifty2.pdf
他の参考資料:
SRA OSS様の検証レポート
http://www.sraoss.co.jp/technology/zabbix/evaluation_v22/
全自動Zabbix ver2
http://www.slideshare.net/qryuu/zabbix-var2
まる - 投稿数: 33
早速の返信ありがとうございました。
ご指摘の内容について確認しました。
> StartVMwareCollectors
単純な設定ミスでこちらについてデフォルトのままとなっておりました。失礼いたしました。
こちらの値を1に直して無事取り込むことが出来ました。
ありがとうございます。
なおこちらの設定StartVMwareCollectorsについて、規模によってこちらの値を変更する必要もあろうかと思います。
ある程度の目安をご教示頂ければありがたく思います。
ありがとうございます。
TNK - 投稿数: 4740
規模だけではなく、利用されているハードウェアやネットワーク、
そして設定などの組み合わせによる環境に依存しますので、Zabbix
サーバ自体の監視を行って、
・vmware collectorプロセスのbusy率が上がってしまっていないか
・キューが溜まってしまっていないか
などを確認し、利用されている環境に合わせて調整してください。