SNMP Trapの受信について

初めまして。

環境は下記のようになっています。(yumでインストール)
OS:CentOS6.6 x64
zabbix-2.2.7-1.el6.x86_64
net-snmp-5.5-50.el6_6.1.x86_64
snmptt-1.4-1.el6.noarch

SNMP Traps監視設定レビュー
を参考にしてSNMPのトラップ受信設定を行っているのですが、
http://www.slideshare.net/HaruyoshiChiyoda/zabbixjp-study4-zabbix20rc1-s...

スイッチのリンクアップ、ダウン、コールドスタートのトラップは受信するのですが、
ベンダー拡張のトラップを受信できません。

snmptrap,snmpttの設定は下記のようになっています。

cat /etc/snmp/snmptrapd.conf
authCommunity log,execute,net public
traphandle default /usr/sbin/snmptthandler
disableAuthorization yes

vi /etc/snmp/snmptt.ini
translate_log_trap_oid = 2
net_snmp_perl_enable = 1
date_time_format = %H:%M:%S %Y/%m/%d
log_file = /var/log/snmptt/snmptt.log
log_system_enable = 1
snmptt_conf_files = <<END
/etc/snmp/snmptt.conf
/etc/snmp/snmptt-define/IF-MIB.conf
/etc/snmp/snmptt-define/SNMPv2-MIB.conf
END

cat /etc/snmp/snmptt.conf
EVENT general .* "General event" Normal
FORMAT ZBXTRAP $aA $ar にて未定義のイベント受信 $-*

vi /etc/rc.d/init.d/snmptrapd
OPTIONS="-m +ALL -Lsd -p /var/run/snmptrapd.pid"

/var/log/messagesに
snmptrapでスイッチからのトラップは受信しているようなのですが
/var/log/snmptt/snmptt.logに
ログの受信が記録されません。
snmpttの設定だと思うのですが、こちらのほうに投稿させて頂きました。

コールドスタートの場合
/var/log/messages
Nov 8 19:13:26 zabbix snmptrapd[9929]: 2014-11-08 19:13:26 [UDP: [10.255.252.100]:1039->[192.168.25.11]]:#012DISMAN-EVENT-MIB::sysUpTimeInstance = Timeticks: (1267) 0:00:12.67#011SNMPv2-MIB::snmpTrapOID.0 = OID: SNMPv2-MIB::coldStart#011SNMPv2-MIB::snmpTrapEnterprise.0 = OID: NEC-HUAWEI-OID-MIB::lanSw.90

/var/log/snmptt/snmptt.log
19:13:26 20141108 SNMPv2-MIB::coldStart Normal "Status Events" 10.255.252.100 - ZBXTRAP 10.255.252.100 A coldStart trap signifies that the SNMP entity,

ベンダー拡張のトラップの場合
/var/log/messages

Nov 8 19:21:43 zabbix snmptrapd[9929]: 2014-11-08 19:21:43 [UDP: [10.255.252.100]:1039->[192.168.25.11]]:#012DISMAN-EVENT-MIB::sysUpTimeInstance = Timeticks: (50937) 0:08:29.37#011SNMPv2-MIB::snmpTrapOID.0 = OID: NEC-HUAWEI-LPBKDT-MIB::h3cLpbkdtTrapLoopbacked#011IF-MIB::ifIndex.770 = INTEGER: 770#011IF-MIB::ifDescr.770 = STRING: Ethernet0/3

/var/log/snmptt/snmptt.log
ログなし

HTMLの表示が見にくいと思いますが
よろしくお願いいたします。

コメント表示オプション

お好みのコメント表示方法を選び「設定の保存」をクリックすると変更が反映されます。
ユーザー tonakai の写真

自己解決しました。

zabbixのリポジトリーから導入したsnmpttを削除して
http://snmptt.sourceforge.net/
からダウンロードして導入したところ、動くようになりました。

以上宜しくお願い致します。

ユーザー TNK の写真
トラップの種別によってログに出るでないという症状であったのな らば、snmptt.iniやsnmptt.conf内の設定に何らかの不備があった ためにトラップが処理されなかったのかもしれません。

SNMPTTのパッケージは公開されていても、より具体的な設定手順が 整理して公開されていなかったのかもしれないので、ここで検索し てきた方用に書いておきます。

環境は、Zabbix SIAの標準のパッケージを利用した環境であること を前提とさせて頂きます。 以下は、CentOS 6.5上でZabbix SIAが公開しているZabbix 2.2.7の パッケージとZabbix SIAが公開しているsnmptt-1.4のパッケージと の組み合わせで確認した内容です。

まず、Zabbixとsnmptrapd、SNMPTTをインストールします。 ZabbixやSNMPTTのパッケージは、Zabbix SIAのリポジトリからイン ストールします。 snmptrapdは、パッケージnet-snmpをインストールした時に一緒に インストールされるはずです。

 例:

# yum install zabbix-agent zabbix-server-mysql zabbix-web zabbix-web-japanese
# yum install snmptt
インストール後の変更点は、以下の通りです。

Zabbixサーバ関連:

Zabbix関連の設定変更は、設定ファイル内でSNMP Trapperプロセス を有効にするだけです。

/etc/zabbix/zabbix_server.confの変更点:

SNMPTrapperFile=/var/log/snmptt/snmptt.log
StartSNMPTrapper=1
snmptrapd関連:

SNMPTTでOIDのフィルタリングを行うので、OIDをそのまま渡すよう、 snmptrapdの起動オプションを追加しておきます。

/etc/rc.d/init.d/snmptrapdの変更点

OPTIONS="-m +ALL -Lsd -On -p /var/run/snmptrapd.pid"
もう一つ、snmptrapd.conf内でトラップ受信時のハンドラを指定し ておきます。 受信するトラップを特定のコミュニティのみに制限したい場合は、 authCommunityを設定してdisableAuthorizationを指定しないよう にしてください。

/etc/snmp/snmptrapd.confの変更点

traphandle default /usr/sbin/snmptthandler
disableAuthorization yes
SNMPTT関連:

日付のフォーマットをわかりやすくしたり、誤ったフォーマットの トラップを受けた時に別途ログに出力するようにしておきます。 ここで指定した日付フォーマットとアイテム登録時の「ログの時間 の形式」(以下の例なら「yyyy/MM/dd hh:mm:ss」)を合わせるよう にしてください。

/etc/snmp/snmptt.iniの変更点及び注意点

mode = daemon
net_snmp_perl_enable = 1
net_snmp_perl_best_guess = 2
date_time_format = %Y/%m/%d %H:%M:%S
unknown_trap_log_enable = 1
あと、仮で全てのトラップを未定義扱いでとりあえず処理するため に、以下の内容のファイルをパッケージでインストールしたときに は作成されていないと思いますので、新規作成しておきます。

/etc/snmp/snmptt.confを新規作成

EVENT general .* "General event" Normal
FORMAT ZBXTRAP $aA $ar にて未定義のイベント受信 $-*
あとは、snmptrapdサービスの再起動、snmpttサービスの再起動、 そして、zabbix_serverの再起動で準備完了です。
# service snmptrapd restart
# service snmptt restart
# service zabbix-server restart
各トラップごとに深刻度やメッセージを変更されるのであれば、 MIBファイルを参考にsnmpttconvertmibコマンドなどを利用して SNMPTT用の設定ファイルを生成して対応することが必要です。 FORMATには、Zabbixでハンドリングするために必要なZBXTRAPの 記述は忘れないようにしてください。

ご参考:

第5回 ZABBIX-JP勉強会 SNMP Traps監視設定レビュー

http://www.slideshare.net/HaruyoshiChiyoda/zabbixjp-study4-zabbix20rc1-snmp-traps

【Zabbix 2.0】SNMPTTによるトラップメッセージの編集

http://www.slideshare.net/qryuu/zabbix20snm-ptt