最小構成のCentOSでZabbix2.2.9rc1をconfigureしてみました。「2. Check of pre-requisites」でいっぱいエラーが出ましたので、その対処法を上げておきます。

KAZです。

最小構成CentOSでZabbix2.2.9rc1を入れてみました。
最初の方のログもしかしたら足りないのあるかもしれません。
間違ってたらすいません。

■まずはこれを入れました。
yum -y install gcc
yum -y install mysql-server mysql-devel
yum -y install php
yum -y install curl curl-devel
yum -y install libxml2 libxml2-devel
yum -y install libssh2 libssh2-devel

■続いてこれ(configureの指定によっては不要)
yum -y install OpenIPMI OpenIPMI-devel
yum -y install net-snmp net-snmp-devel

■configure〜make〜make install
./configure --enable-server --enable-agent --with-mysql --with-net-snmp --with-openipmi --with-libcurl --with-libxml2 -with-ssh2 --with-unixodbc
make
make install

で、省略しますが、DB作ってhttpdの設定して、zabbixのconfファイル設定して、サービス起動するように設定して
Zabbixにアクセスし、Installationの「2. Check of pre-requisites」でエラーが山のように…A(^^;
エラーは画像を見てくれるとわかりやすいかと…
PHP databases support	off             Fail
phpのDBサポートが入ってないので発生します。
MySQLならphp-mysqlを入れる必要があります。
PHP bcmath              off             Fail
php-bcmathが入ってないために発生
PHP mbstring            off             Fail
php-mbstringが入ってないために発生
PHP gd                  unknown 2.0     Fail
PHP gd PNG support      off             Fail
PHP gd JPEG support     off             Fail
PHP gd FreeType support off             Fail
php-gdが入ってないために発生
PHP xmlwriter           off             Fail
PHP xmlreader           off             Fail
php-xmlが入ってないために発生

こんな感じで追加し、httpd再起動してブラウザ再読み込みしてやればOK
yum -y install php-mysql php-bcmath php-mbstring php-gd php-xml
service httpd restart

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ユーザー TNK の写真

Zabbix2.2.9rc1はまだ公開されていませんので、一般の方が試され
るとしたら、開発者向けのPre-2.2.9rc1になるかと思います。

開発中の各バージョンのソースアーカイブは以下のURLで公開され
ています。
http://www.zabbix.com/developers.php

日々更新されますので、ここからダウンロードしたバージョンで問
題があっても、次の日には修正されていたりします。
より新しいバージョンを不安定でもいいから試してみたいという方
は、KAZさんにご紹介頂いたような手順で試してみてください。

手順として補足させて頂きます。

PHPに関しては、各機能拡張のパッケージインストールだけではな
く、メモリ割り当てや実行時間などの初期設定値変更が必要です。
Zabbix SIAからダウンロードできるRHEL用パッケージでは、

 /etc/httpd/conf.d/zabbix.conf

にZabbix固有の設定を行うようになっていますが、まっさらな環境
で構築した場合には、このファイルを別途用意するか、システム全
体のPHPの初期設定ファイル /etc/php.ini に設定を行う必要があ
るでしょう。
簡単なのは、近いバージョンのZabbixのパッケージ(zabbix-web)
からzabbix.confを持ってくる方法だと思います。
ただし、date.timezoneの設定をお忘れなく。

また、configure時のオプションに関してですが、パッケージと同
様の機能にするため、IPv6やJava Gateway、LDAP、Jabberも利用し
たい場合には、それぞれのオプションも追加してconfigureを実行
することが必要となります。

詳細は、./configure --help の出力やマニュアルのソースからの
インストール手順もご確認ください。
https://www.zabbix.com/documentation/2.2/jp/manual/installation/install

Jabberを利用される場合は、以下のURLにある各バージョン用の

 iksemel
 iksemel-devel

パッケージを利用してみてください。
http://repo.zabbix.com/non-supported/rhel/

他にも、先にご紹介したソースアーカイブではなく、SVNから直接
ソースを取得された場合は、各DB用のデータ生成やWebインターフ
ェース用の言語ファイル生成のために以下のコマンドの実行するこ
とになると思います。

 $ cd checkoutしたディレクトリ
 $ ./bootstrap.sh
 $ ./configure
 $ make dbschema
 $ make gettext
 $ make dist

ご参考:リポジトリから最新版のZabbixをダウンロードして利用する方法
http://kodai74.blogspot.jp/2011/05/zabbix.html

make gettext実行時にmsgfmtコマンドが見つからない場合は、yum
コマンドを利用してgettextのパッケージをインストールしてから
やり直してみてください。

もう一つ、本家のマニュアルには記載されていませんが、Webイン
ターフェースを日本語に切り替えて利用する場合は、ソースからイ
ンストールする際に、日本語用のフォントを用意して、Webインタ
ーフェースとして公開するディレクトリのfontsディレクトリにコ
ピーもしくはリンクを作成して、

 include/defines.inc.php

内の、「ZBX_GRAPH_FONT_NAME」「ZBX_FONT_NAME」の値として、コ
ピーしたフォントファイルの拡張子を除いた文字列を指定すること
もお忘れなく。
デフォルトのままでは、グラフなどで日本語文字列が文字化けしま
す。
ちなみに、パッケージを利用していれば、zabbix-web-japaneseと
いうパッケージが、このフォント設定を自動で行ってくれるように
なっています。

ユーザー KAZ の写真

TNKさん

{quote}
Zabbix2.2.9rc1はまだ公開されていませんので、一般の方が試され
るとしたら、開発者向けのPre-2.2.9rc1になるかと思います。
{quote}
ご指摘通りPre-2.2.9rc1 (安定版)です。A(^^;
すいません。
http://www.zabbix.com/jp/developers.php

{quote}
PHPに関しては、各機能拡張のパッケージインストールだけではな
く、メモリ割り当てや実行時間などの初期設定値変更が必要です。
Zabbix SIAからダウンロードできるRHEL用パッケージでは、

 /etc/httpd/conf.d/zabbix.conf

にZabbix固有の設定を行うようになっていますが、まっさらな環境
で構築した場合には、このファイルを別途用意するか、システム全
体のPHPの初期設定ファイル /etc/php.ini に設定を行う必要があ
るでしょう。
簡単なのは、近いバージョンのZabbixのパッケージ(zabbix-web)
からzabbix.confを持ってくる方法だと思います。
ただし、date.timezoneの設定をお忘れなく。
{quote}
書かれている通り、私も近いバージョンのZabbixのパッケージからパクりました。A(^^;

{quote}
他にも、先にご紹介したソースアーカイブではなく、SVNから直接
ソースを取得された場合は、各DB用のデータ生成やWebインターフ
ェース用の言語ファイル生成のために以下のコマンドの実行するこ
とになると思います。

 $ cd checkoutしたディレクトリ
 $ ./bootstrap.sh
 $ ./configure
 $ make dbschema
 $ make gettext
 $ make dist
{quote}
昨年Zabbix2.5(trunk)を立てる時にやりましたが、pre版のconfigureの手順と合わせてZABBIX-JPのドキュメントに加えたいですね。
最小構成CentOSでOSのインストールからネットワークやセキュリティの設定、Zabbixのconfigureからインストール画面までを誰か資料可しませんかね…A(^^;

{quote}
もう一つ、本家のマニュアルには記載されていませんが、Webイン
ターフェースを日本語に切り替えて利用する場合は、ソースからイ
ンストールする際に、日本語用のフォントを用意して、Webインタ
ーフェースとして公開するディレクトリのfontsディレクトリにコ
ピーもしくはリンクを作成して、

 include/defines.inc.php

内の、「ZBX_GRAPH_FONT_NAME」「ZBX_FONT_NAME」の値として、コ
ピーしたフォントファイルの拡張子を除いた文字列を指定すること
もお忘れなく。
デフォルトのままでは、グラフなどで日本語文字列が文字化けしま
す。
{quote}
これ昨年ハマりました。A(^^;
で、調べたら色々なやり方があるんだなと…

私の中ではalternativesを使う方法がクールかなと…A(^^;
http://sechiro.hatenablog.com/entry/2013/08/27/Zabbix_2.0_%E3%81%AE%E3%8...

ユーザー TNK の写真

昨年Zabbix2.5(trunk)を立てる時にやりましたが、pre版のconfigureの手順と合わせてZABBIX-JPのドキュメントに加えたいですね。

だいたいの手順はKAZさんが書かれた通りなので、このスレッドの
内容を整理してドキュメントのところに入れますか?

最小構成CentOSでOSのインストールからネットワークやセキュリティの設定、Zabbixのconfigureからインストール画面までを誰か資料可しませんかね…A(^^;

これは、前回OSCまでに公開できればと考えていたインストレーシ
ョンガイドの更新と公開として考えていたものに相当するのかなと
思っています。
次のOSCまでに作れたら作ります。

まずは、CentOS 6.x + Zabbix 2.2.xでパッケージを利用したイン
ストール手順でいいですよね?
その次は、CentOS 7.x + Zabbix 2.2.xでしょうか?
# RHELはお金がないので買えません。

フォントの件は、そのサイトにも書かれている通り、パッケージの

 zabbix-web
 zabbix-web-japanese

の中で設定するようになっています。

本体のWebインターフェースのパッケージであるzabbix-web自体で
は、上記の「ZBX_GRAPH_FONT_NAME」「ZBX_FONT_NAME」の設定を
'DejaVuSans'から'graphfont'に変更して、alternativesで切り替
えられるように設定されます。

zabbix-web-japaneseパッケージでは、依存関係による日本語用の
フォントのインストールと、そのフォントに対するalternativesに
よる選択肢が追加されるようになっているわけです。

興味のある方は、パッケージのSRPMの中身を見てみてください。
http://repo.zabbix.com/zabbix/2.2/rhel/6/SRPMS/

ユーザー heya の写真

こんにちは。

横から失礼します。
FreeBSD の場合も、フォントは自分で設定しないと文字化けします。
誰かの参考になることを期待して、私が設定した手順を載せておきます(TNKさんが書かれたものと流れは同じです)(Zabbix 2.2 の例)。

sudo pkg install ja-font-ipa-uigothic
cd /usr/local/www/zabbix22/fonts/
sudo ln -s /usr/local/share/font-ipa-uigothic/ipagui.ttf
cd ../include/
sudo vim defines.inc.php
→ZBX_GRAPH_FONT_NAME と ZBX_FONT_NAME を
 DejaVuSans から ipagui に変更

#alternatives というコマンドは初めて見たのですが、 Linux ではそんなものがあるんですね。
#FreeBSD にもあるんですかね(パッと見たところ無さそう)。

ユーザー KAZ の写真

だいたいの手順はKAZさんが書かれた通りなので、このスレッドの
内容を整理してドキュメントのところに入れますか?

いいですね!

これは、前回OSCまでに公開できればと考えていたインストレーシ
ョンガイドの更新と公開として考えていたものに相当するのかなと
思っています。
次のOSCまでに作れたら作ります。

レビュー等支持頂ければ手伝います!

まずは、CentOS 6.x + Zabbix 2.2.xでパッケージを利用したイン
ストール手順でいいですよね?

OKでは!

その次は、CentOS 7.x + Zabbix 2.2.xでしょうか?

いいですね。
CentOS 6.x + Zabbix 2.4.xでも良いかもしれませんが…

# RHELはお金がないので買えません。

私もです。
お金はお酒に変換されてしまうらしくRHELは買えないですね。A(^^;