Zabbixアプライアンスの永続的スタティックルート追加について
Zabbixアプライアンスへのスタティックルート追加について、教えてください。
現在の運用では、再起動のたびにコマンドで、
「ip route add 宛先NW via GWのIP dev eth1」のようにして
手動で追加を行なっておりますが、
できれば、永続的なルーティングの追加をしたいと考えております。
IPの設定ファイルは、/etc/systemd/network ディレクトリ配下に展開されますが、
ここに、何かファイルを作成してルーティングテーブルに反映させることは可能でしょうか?
◆環境
Zabbix Enterprise Appliance ZS-7300
Zabbix 3.0.14
TNK - 投稿数: 4769
Zabbix Enterprise Appliance ZS-7300に関しては、それを使用し
ている方でないとわからないと思います。
Debianベースとは聞いていますが、独自にカスタマイズされている
かもしれません。
まずは、ベースとなっているOSとそのバージョンに対するルーティ
ングの設定方法を試してみてください。
それで駄目な場合は、公式なサポート窓口にお問い合わせください。
yuu - 投稿数: 2
DebianやUbuntuの静的ルーティングを試しましたが、状況は改善しなかったため、
ご助言の通り、サポートへ問い合わせました。
回答を元に検証した結果を情報共有します。
「sudo vi」コマンドで、/etc/systemd/network ディレクトリ配下の
「ethX.network」ファイルに、以下の書式で静的ルーティングを追加。
(ethXの"X"は、追加する静的ルーティングのGWと同じセグメントのIPを持つインターフェース番号)
[Match]
Name = ethX
[Address]
Address = 192.168.1.100/24
[Route]
Gateway = 192.168.1.1
(補足:デフォルトゲートウェイ)
[Route]
Gateway = 192.168.1.254
Destination = 10.0.0.0/8
(補足:追加の静的ルーティング1)
[Route]
Gateway = 192.168.1.253
Destination = 172.16.0.0/16
(補足:追加の静的ルーティング2)
ファイルを保存後、GUIのシステム管理コンソールから、「システム設定の保存」と「システムの再起動」を実施。
「システム設定の保存」を行うことで、Zabbixアプライアンスの再起動後も、設定は保持されます。
(ネットワークサービスのみ再起動する場合は「sudo systemctl restart systemd-networkd」)
注意点として、CLIからの設定後に、GUIのシステム管理コンソールの「ネットワーク」において設定変更を行うと、
CLIから追記した設定が上書きされ、追加のルーティング設定が消えてしまいます。
Zabbixとしても、GUIから静的ルーティングを追加できるようにすることを今後の課題としているようです。
以上です。