zabbixのインストール時にしてするリポジトリにおけるアーキテクチャの違いについて
いつもzabbixにお世話になりありがとうございます。
Zabbix2.2の公式サイトのインストール手順で、以下の記述があります。
https://www.zabbix.com/documentation/2.2/manual/installation/install_fro...
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Zabbix 2.2 for RHEL5, Oracle Linux 5, CentOS 5:
# rpm -ivh http://repo.zabbix.com/zabbix/2.2/rhel/5/x86_64/zabbix-release-2.2-1.el5...
Zabbix 2.2 for RHEL6, Oracle Linux 6, CentOS 6:
# rpm -ivh http://repo.zabbix.com/zabbix/2.2/rhel/6/x86_64/zabbix-release-2.2-1.el6...
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上記の場合、アーキテクチャとして64ビット版のパスになっています。
32ビット版のインストールを行う場合にも、上記の64ビット版のzabbix-releaseを
インストールすることでよろしいでしょうか。
公式リポジトリの中(http://repo.zabbix.com/zabbix/)を探検したところ、
i386とx86_64の各ディレクトリに「zabbix-release」がありますが、違いがわかりませんでした。
どなたかご教示いただけると幸いです。
どうぞ、よろしくお願いいたします。
TNK - 投稿数: 4671
zabbix-releaseパッケージだけに関しては、32bit版と64bit版とい
う違いはありません。
大丈夫ですが、気になるのであれば、32bit環境には32bit版のディ
レクトリ以下にあるzabbix-releaseパッケージをインストールして
ください。
具体的に書かせて頂くとすると、パッケージファイルの名前をよく
見て頂くと、例えば、RHEL 5用であれば、
zabbix-release-2.2-1.el5.noarch.rpm
となっていると思います。
通常のアーキテクチャに依存するパッケージであるならば、32bit
版や64bit版として、
zabbix-release-2.2-1.el5.i386.rpm
zabbix-release-2.2-1.el5.x86_64.rpm
とel5の後ろがi386やx86_64になっていると思います。
それに対して「noarch」となっているので、
アーキテクチャに依存しない
パッケージとなっています。
実際に中のファイルを見て頂くとお分かり頂けると思うのですが、
zabbix-releaseパッケージは、yumリポジトリを登録するだけです。
具体的には、
/etc/yum.repos.d/zabbix.repo
などのファイルがインストールされるのですが、そのファイルの中
で、yumリポジトリのURLとして、
RHEL 5用:
http://repo.zabbix.com/zabbix/2.2/rhel/5/$basearch/
RHEL 6用:
http://repo.zabbix.com/zabbix/2.2/rhel/6/$basearch/
が指定されています。
「$basearch」という変数は、yumコマンドが自動的に現在利用して
いるアーキテクチャの文字列に変換しますので、i386でもx86_64で
も自動的に判別されるので、同じファイルであってもそれぞれの環
境にあったパッケージを取得できるようになっています。
ですので、zabbix-releaseパッケージに関しては、
RHEL 5(CentOS 5) -> el5
RHEL 6(CentOS 6) -> el6
RHEL 7(CentOS 7) -> el7
というバージョンのみ注意して頂ければ、32bit版64bit版で違いは
ありません。
その他の、ファイル名にi386やx86_64が含まれるrpmファイルに関
しては、それぞれのアーキテクチャに合わせたものをご利用くださ
い。