パッシブモードのProxyへのconfig反映タイミングについて

お世話になります。

Zabbix-2.2.1でパッシブモードのzabbix-proxyを用いた監視環境を構築しております。
監視設定をServerに集約したかったため、Proxyはパッシブモードを採用いたしました。

この場合、ServerからProxyへconfigを反映するタイミングとしては、Server側の
zabbix_server.confのProxyConfigFrequencyオプションで定義できる認識です。(秒単位)

デフォルトではProxyConfigFrequency=3600となっているため1時間周期でProxyへ
configが反映されますが、この周期以外でProxyへconfigが反映されるタイミングはありますか?
ある場合は、GUI上の操作でどの項目を設定すれば反映されるのでしょうか。

お手数をおかけしますが、よろしくお願いいたします。

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ユーザー TNK の写真

環境を作って試してみましたが、PassiveモードのProxyの場合、基
本的には、zabbix_server.confのProxyConfigFrequencyでの間隔で
のみ設定が反映されるようです。

GUI上には設定項目がみつかりませんし、各サーバの再起動もして
みましたが、設定されている間隔のみで更新されているようです。

TNKさま

お世話になります。

わざわざ確認いただき、ありがとうございました。
そうでしたか、Proxyへ設定が反映されるタイミングがProxyConfigFrequencyで
指定されている間隔のみなのですね。

ということであれば、デフォルト設定の1時間のままだと新たにProxyを追加すると、
タイミングによっては1時間弱待たないと設定が反映されないということでしょうか。

ServerはProxyごとにタイマーを持っているのでしょうか?
それとも、全Proxyに対して共通のタイマーで設定反映するのでしょうか。

すみません、自己解決しました。

Serverのzabbix_server.logを見たところ、Proxyへの設定反映により
以下のログメッセージが確認できました。

5519:20140124:140855.331 Sending configuration data to proxy 'xxxx'. Datalen 22955

該当のログメッセージがProxyごとに出力されており、タイムスタンプがProxyごとに
異なっていたため、ServerはProxyごとにタイマーを持っているようです。

しかし、プロキシを利用するホストのアイテムで、更新間隔を300秒→60秒に変更しましたが、
設定が反映されません。ServerのWeb GUI上では変更されており、Proxyへの設定反映の
上記ログメッセージも確認していますが、実際に収集してくるデータは300秒間隔のままです。
なお、Proxyのサービス再起動を実施しても動作は変わりませんでした。

何か確認すべきポイントはありますでしょうか。

たびたびすみません。
Proxyへ設定反映されていない件ですが、再び自己解決いたしました。

Proxy側のzabbix_proxy.logを確認したところ、以下のようなエラーメッセージが
出力されておりました。

failed to update local proxy configuration copy: invalid field name "items.snmpv3_authprotocol"

Server側を2.2.1にアップデートした際に、Proxyのバージョンアップを失念しており、
バージョンに差異が生じており正常に動作ていなかったようです。

Proxyを2.2.1にバージョンアップしたところ、上記エラーメッセージがなくなり、
正常に動作するようになったことが確認できました。

念のためご報告させていただきます。
以上です。

ユーザー fripper の写真

蛇足ですが‥

>監視設定をServerに集約したかったため‥

Active モードでも、Passive モードでも、監視設定はともにServer 側に集約されます

Active モードの場合には、Proxy側がServerへ設定内容を問い合わせ要求し、
Server 側が、それに応えるかたちで、Proxyおよび配下の Agent に関する監視設定内容を
伝達します

Passive モードの場合には、Server 側が主導権を持ち、設定されている Proxy に対して
Proxy および配下の Agent に関する監視設定内容を Push するような動作となります

Activeモードの場合には、Proxy モジュールの再起動や、
zabbix_proxy --runtime-control config_cache_reload
等のコマンド実行によって、Proxy 側を起点に Server 側が保持している最新の設定内容を
引っ張ってくる動作が可能です
Passive モードの場合に、この動作ができるかどうかは‥
申し訳ありません、私自身があまり Passive モードでの構築経験がないので不明です

以上、蛇足です

fripper様

お世話になっております。

> Active モードでも、Passive モードでも、監視設定はともにServer 側に集約されます

なるほど、そうだったのですね。
Active モードの場合、Proxy側にも設定が必要なのかと勘違いしておりました。
Proxy を Active モードで動作させた場合も、zabbix_proxy.conf 内のConfigFrequencyで
定義された間隔でServer側へ設定同期させにいく認識ですが、間違いないでしょうか。

また、Server 側の負荷という点では、Proxy は Active と Passive のどちらで動作させた
方がよい、という見方はできるのでしょうか?

ユーザー fripper の写真

> Proxy を Active モードで動作させた場合も、zabbix_proxy.conf 内のConfigFrequencyで
> 定義された間隔でServer側へ設定同期させにいく認識ですが、間違いないでしょうか。

はい、間違いありません
Proxy 側が、Server 側へ最新の設定を問い合わせにいく間隔ですね。

> また、Server 側の負荷という点では、Proxy は Active と Passive のどちらで
> 動作させた方がよい、という見方はできるのでしょうか?

これはほとんど変わらないと思います
1時間に1度など、そう高い頻度で実施される処理ではないためです
(設定間隔によりますが)

厳密に言うと(想像ですが)Active モードにしたほうが、Server 側の負荷は低いかもしれません
==以下想像の根拠==
・万一Server-Proxy間の疎通に障害があった際に、Server主導(Passive)だと
 Connection を張る際のタイムアウト待ち等の処理が発生し得る
 Proxy主導(Active)の場合は、そのような場合にはServer負荷にはならず
 Proxy側の負荷として、Proxyに肩代わりさせる形になるため、負荷の分散になりうる?
・Server - agent 間の監視設定・情報収集の負荷について、
 agent タイプのアイテムよりも agent(Active) タイプのアイテムのほうが
 Server側の負荷が低いと言われている
 (アイテムを多数登録した場合のパフォーマンス等を参考)
==想像の根拠ここまで==
想像ですので、大いに間違っている可能性もあります‥(汗

fripper様

お世話になっております。

>厳密に言うと(想像ですが)Active モードにしたほうが、Server 側の負荷は低いかもしれません

実際に Active モードで動作させて試してみることにします。
これまで Passive モードで Proxy を動作させていましたが、
Server 側から設定反映させるために ProxyConfigFrequency の間隔を短くしていました。
その分、Server 側への負荷を気にしていたのですが、Proxy を Active モードにすれば
懸念してる部分が解決できそうです。

非常に参考になりました。
ありがとうございました。