Zabbix-server の冗長化に伴うhostなどの設定部分の同期
お世話になっております。
このたびzabbixでActive-Activeの冗長化構成を組むようになり質問させていただきました。
これまで単体の構成であったために、冗長化については全く無知に等しいのですが、これまで
整理してきたことと、疑問に思っていることをまとめました。
【想定している環境】
Zabbix Serverを2台冗長化構成
OS:CentOS Linux release 7.2.1511 (Core)×2
DB:MySQL Ver 5.7.12×2
インストールについては標準の方法を採用
(※ここでいう標準の方法とは「改訂版Zabbix統合監視 実践入門」の手順を採用)
冗長化においては主系と従系を設定。通常時は主系を使って監視を行い、主系が
ダウンした際は従系に切り替える。
【おそらくこうだろうなという判断】
zabbix-agentの設定
→/etc/zabbix/zabbix-agentd.confファイルで
Server=〈zabbix-serverのIPアドレス〉
ServerActive=〈zabbix-serverのIPアドレス〉
の項目に冗長化する2台のサーバーのIPアドレスを二行記入すればよいのかなと
思いますが間違っていないでしょうか
【疑問でどうしたらいいのかがわからない】
・冗長化するにあたってホスト(マクロ含む)、テンプレート、ユーザー等の同期
→DBからヒストリ以外の設定部分のテーブルを日毎にdumpしてリストアする方法が
考えられるが、それが一番手っ取り早いのか?もしそうであるならばどのテーブルを
引っ張ってくれば良いのか
少々漠然としているかもしれませんが、ご経験のある方はいらっしゃいませんでしょうか。
TNK - 投稿数: 4755
Zabbixサーバーの構成を、データベースも別々にして2セット構成
にしてActive-Activeで監視したいということですね。
二行記述するのではありません。
同時に2台のZabbixサーバーから監視するのであれば、Serverも
ServerActiveも、カンマ区切りで2台のIPを列挙します。
例:
Server=192.168.1.1,192.168.1.2
ただし、この場合、
に関しては、Active-Activeの構成である必要があるので、主系も
従系も常に動かしておくことになると思います。
そうしないと、Zabbixエージェントでアクティブ監視を行っている
アイテムに関して、常に起動していないZabbixサーバーにもデータ
を送ろうとZabbixエージェントがリトライをし続けます。
従系は動かさないで待機させておくとなると、頂いた質問内の最初
にあった「このたびzabbixでActive-Activeの冗長化構成を組むよ
うになり」とは一致しないのですが、Active-Standbyの構成にされ
たいのですか?
Active-Activeの構成で、同時に両方から通知が行われては困ると
いうことに関しては、例えば、アクションの実行を、主系として動
いているZabbixサーバーのみ有効にするという操作で対応は可能で
しょう。
設定の同期に関しては、Zabbixのサポート契約を行えば、設定のバ
ックアップツールを提供して頂けると思うので、それを利用して、
主系から従系への設定の移行を行う方法が考えられます。
かなり古いバージョンのZabbixであれば、各テーブルとの依存関係
や外部キーの設定がゆるかったのですが、最近は色々と内部管理用
のIDや外部キーの設定が厳密になってきたので、単純にヒストリ以
外のテーブルをダンプしてリストアではうまく動かないと思います。
HERCULY - 投稿数: 37
TNKさま
さっそくの回答ありがとうございます
Active-Active構成の件、了解しました。
二行併記でなく、カンマ区切りなのですね。そこでつまづいておりました…
また、双方とも監視を行うというのも了解しました。
Zabbixのサポート契約ですが、それも考えたのですがサポート契約の
予算が下りずにDBでなんとかするということになり難儀しております。
MySQLのテーブルを一つづつ見ていくしかないのでしょうか…