ZABBIX 1.1.3リリースノート翻訳

ZABBIX 1.1.3のリリースノートの翻訳です。
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ZABBIXは低コストで24時間365日稼働を実現する監視ソリューションです。

ZABBIXはGPLライセンスの元にリリースされているため
商用・非商用に関わらず無償で利用することができます。
ライセンスの詳細は以下のサイトを参照してください。
http://www.gnu.org/copyleft/gpl.txt.

このドキュメントはZABBIX 1.1.3のリリースノートです。
このリリースはZABBIX 1.1.2のいくつかの問題の修正を行っており、
新しい機能の追加は含まれません。

以下にリリースの詳細を示します。
これは過去の情報の訂正や主要なドキュメントの補足となります。

[ZABBIX 1.1.3の変更点]

* キュー画面の改善

  アイテムタイプによってキューを分類することができます。

* スイス語とドイツ語の追加

  スイス語とドイツ語を利用することができます。

* アラートスクリプトのための環境変数を追加

  次の環境変数をアラートスクリプトに渡すことができます。

  - ZABBIX_ALERT_ID
  - ZABBIX_ACTION_ID
  - ZABBIX_ALERT_TIME
  - ZABBIX_ALERT_MEDIATYPEID
  - ZABBIX_ALERT_STATUS
  - ZABBIX_ALERT_RETRIES
  - ZABBIX_ALERT_DELAY

* 新しいマクロ

  {EVENT.ID}と{TRIGGER.ID}マクロを追加

* その他の機能

  - 秒単位の処理の改良、単位uptimeの追加
  - ログファイルビューのリフレッシュ無効化
  - houseepingの処理の改良と全てのDBエンジンへの共通化
  - アクティブアイテムの次回の監視時刻の計算処理の改良
  - ZABBIXレポートのステータスからヒストリ統計を削除
  - スクリプトフルパスの左側の空白を削除
  - trapprtタイプのアイテムのグラフを常に表示
  - system.swap.size[,pfree]とsystem.swap.size[,pused]を追加

* 修正

  - data.sqlのディスク監視設定の乗数を修正
  - SNMPのHEXとOCTET値の処理を修正
  - Linuxカーネル2.4上でのsystem.swap.in[]とsystem.swap.out[]を修正
  - 偶発的な LIBSQLORA8-30002 メモリアロケーションエラーを修正
  - nodata()の処理を修正
  - 必要に応じてUIN64アイテムタイプを設定するようにdata.sqlを修正
  - data.sqlの誤ったゼロ乗数を修正
  - PostgreSQLを使用した場合のグラフの追加処理の不具合を修正
  - delta(#N)の処理を修正
  - latest_alarm()が誤った値を返す場合がある不具合を修正
  - マルチアイテムトリガーの最も頻繁に更新されるトリガーレポートを修正
  - debianセキュリティ検査によって挙がったセキュリティ問題の修正
  - zabbix_log(lev, str)をzabbix_log(lev,"%s", str)に変更
  - zbx_strlcat,とzbx_strlcpyによりセキュアなstrcatとstrcpyを利用
  - トリガーステータスのパフォーマンスを改善
  - WindowsエージェントのデフォルトLISTENポートの割当てを修正
  - Windowsエージェントのnet.tcp.port[]の返り値を変更
  - PostgreSQL用の画像を追加
  - マップのアイコンの反転を修正
  - アクションのトリガーの説明の置換を修正
  - メッセージのタイトルと本文中のトリガー説明の置換を修正


[インストールとアップグレード方法]

* インストレーション

  インストールの詳細は、インストレーションガイドを参照してください。
  http://www.zabbix.com/manual/v1.1/install.php

* アップグレード

  ZABBIX 1.1、1.1.1、1.1.2から直接1.1.3にアップグレードする場合、
  ZABBIXサーバーのリコンパイルとWEBフロントエンドの再インストールが必要です。
  ZABBIXエージェントのアップグレードは必須ではありません。

  ZABBIX 1.1.2からアップグレードする場合は、データベースへのパッチ適用は
  必要ありません。アップグレードの詳細は、アップグレードガイドを参照してください。
  http://www.zabbix.com/manual/v1.1/config_upgrading.php

[リリース前のテスト]

* ZABBIXサーバー

  ZABBIXサーバーは以下のプラットフォームでコンパイルおよびテストされています。

  - Ubuntu Linux, AMD64, kernel 2.6.11, MySQL 4.x
  - RedHat AS2 Linux, Intel, kernel 2.4.x, Oracle 9.2.0.4

* ZABBIXエージェント

  ZABBIXエージェントは以下のプラットフォームでコンパイルおよびテストされています。

  - AIX 5.2
  - FreeBSD 4.11, 5.4
  - HP-UX 11.00
  - Linux 2.6.11 (Ubuntu)
  - NetBSD 2.0
  - OS/X 10.2
  - Solaris 5.9
  - Tru64 5.1B
  - Windows XP
  - Windows XP 64bit

  コンパイル済みのエージェントは以下のサイトからダウンロードできます。
  http://www.zabbix.com/download.php.

[商用サポート]

  ZABBIX SIAは全面的なプロフェッショナルサービスを提供しています。
  価格やその他情報については、営業までお問い合わせください。

[参考]

  - ZABBIX v1.1 マニュアル: http://www.zabbix.com/manual/v1.1/index.php
  - ZABBIX フォーラム: http://www.zabbix.com/forum
  - ZABBIX サポート: http://www.zabbix.com/support.php