ZABBIX 1.6.1リリースノート翻訳
ZABBIX SIAはZABBIX 1.6.1のリリースをアナウンスすることを光栄に思います。
ZABBIXはオープンソースで配布されるエンタープライズモニタリングソリューションです。ZABBIXはGPLライセンスの元で配布されているため、商用、非商用問わず無償で利用することができます。ライセンスの詳細については、http://www.gnu.org/copyleft/gpl.txtを参照してください。
このリリースはZABBIX 1.6からアップグレードすることを強く推奨します。
このドキュメントはZABBIX 1.6.1のリリースノートを含みます。
以下にリリースの詳細を示します。これは最新の情報を提供し、主要なドキュメントの補足となります。
ZABBIX 1.6.1の変更点
新しいマクロ
アイテムのキーに{HOSTNAME}、{HOST.CONN}、{IPADDRESS}、{HOST.DNS}のマクロ機能を追加
その他の改善
- [ZBX-586] help_itemsにシンプルチェックtcp_perfを追加
- [DEV-250] Linux 2.4/2.6にアイテムvfs.dev.read/writeを追加
- [ZBX-576] IPMIの認証アルゴリズムを追加
- [ZBX-573] PGSQLのためにSQLを最適化
- [ZBX-572] テンプレートリンクの更新中のワーニングメッセージを修正
- [ZBX-570] 例外の更新間隔が0秒の場合にサーバがクラッシュすす可能性がある問題を修正
- [ZBX-565] 設定 -> トリガーのフィルタを修正
- [ZBX-562] ホストグループの削除処理の誤りを修正
- [ZBX-527] pollerがクラッシュする可能性がある問題を修正
- [ZBX-533] SNMP文字列を数値へ変換する処理の間違いを修正
- [ZBX-534] ディスカバリイベントのemailメッセージの問題を修正
- [ZBX-540] 分散モニタリングの設定データ処理中のSQLエラーを修正
- [ZBX-557] アイテムの有効/無効の間違った監査記録を修正
- [ZBX-403] ユーザパラメータにカンマのサポートを追加
- [ZBX-541] ホストインポート時にプロキシが上書きされてしまう問題を修正
- [ZBX-542] アクティブチェックに次回チェックの処理を追加
- [ZBX-504] 最新データの画面のログアイテムの日付セレクタの問題を修正
- [ZBX-529] 動的スクリーンのグラフからリンクを削除
- [ZBX-538] ログイン画面の誤ったテーマ選択の問題を修正
- [ZBX-536] "Unable to add performance counter"の問題を修正
- [ZBX-535] Windows上の2G以上のファイルの監視をサポート
- [ZBX-520] サポートされていないはずの"event ack"アクションコンディション設定を削除
- [ZBX-480] sysmaps_linksテーブルのパッチの問題を修正
- [ZBX-521] proc.num、proc.memアイテムのFreeBSDのスレッドに関する問題を修正
- [ZBX-519] アプリケーションホストのリストからプロキシホストを削除
- [DEV-238] count()関数にsecと#numの設定を追加
- [DEV-238] count()関数にテキストアイテムの設定を追加
- [ZBX-471] 大きな値をグラフに表示する際の問題を修正
- [ZBX-501] サーバ情報画面の定義されていない値の問題を修正
- [ZBX-469] 拡張グラフのリンクの問題を修正
- [ZBX-495] 1.1->1.4->1.6とアップデートした場合のアップグレードスクリプトの問題を修正
- [ZBX-488] ZABBIXサーバのメモリリークを修正
- [ZBX-500] icmpping処理のより詳細なデバッグ情報を出力
- [ZBX-499] IPMI IPフィールドを追加し、IPMI認証の問題を修正
- [ZBX-484] テンプレート画面のホストグループ選択の問題を修正
- [ZBX-464] LDAP利用時のユーザ作成の問題を修正
- [ZBX-468] 管理パネルのユーザのオンライン状況の問題を修正
- [ZBX-492] アクションの監査画面の"next 100"の間違ったURLを修正
- [ZBX-490] 最新データの定義されていない値の問題を修正
- [ZBX-481] スライドショーの権限の問題を修正
- [ZBX-474] PostgreSQLを使用した場合のホスト削除処理を修正
- [ZBX-475] php-ldapモジュールが存在しない場合のメッセージを追加
- [DEV-168] OpenBSD用エージェントにアイテムsystem.cpu.util[]を追加
インストールとアップグレード方法
インストール
詳細はZABBIXマニュアルを参照してください。
アップグレード
ZABBIXのバイナリのリコンパイルとフロントエンドPHPファイルのアップデートを行う必要があります。データベースへのパッチ適用を行う必要はありません。詳細なアップグレード手順はZABBIXマニュアルを参照してください。
リリース前のテスト
ZABBIXサーバ
ZABBIXサーバは以下のプラットフォームでテストを行っています。
- Ubuntu Linux, AMD64, kernel 2.6.11, MySQL 4.x
- Ubuntu Linux, Intel, kernel 2.6.15, MySQL 5.0.22
ZABBIXエージェント
ZABBIXエージェントは以下のプラットフォームでコンパイルとテストを行っています。
- AIX 5.2
- FreeBSD 4.x, 5.x, 6.x
- HP-UX 10.x, 11.x
- Linux 2.4.x, 2.6.x
- Linux CentOS
- NetBSD 2.0
- OS/X 10.2
- Solaris 8, 9, 10
- Tru64 5.1B
- Windows XP, 2000, 2003, Vista
一部のプラットフォームとバージョンに限られますが、コンパイル済みのエージェントをhttp://www.zabbix.com/download.phpからダウンロードすることができます。
商用サポート
ZABBIX SIAはプロフェッショナルサービスを全面的に提供しています。価格やより詳細な情報については営業までお問い合わせください。
参考
- ZABBIX 1.6マニュアル
- ZABBIXフォーラム (http://www.zabbix.com/forum)
- ZABBIXサポート (http://www.zabbix.com/support.php)