ZABBIX 1.6.9リリースノート翻訳
ZABBIX SIAはZABBIX 1.6.9のリリースをアナウンスすることを光栄に思います。
ZABBIXはオープンソースで配布されるエンタープライズモニタリングソリューションです。ZABBIXはGPLライセンスの元で配布されているため、商用、非商用問わず無償で利用することができます。ライセンスの詳細については、http://www.gnu.org/copyleft/gpl.txtを参照してください。
このリリースはZABBIX 1.6.xの以前のリリースからアップグレードすることを推奨します。既存の1.6のユーザと新規ユーザはZABBIX 1.8.xの最新版の利用の検討を行ってください。
このドキュメントはZABBIX 1.6.9のリリースノートです。
以下にリリースの詳細を示します。これは最新の情報を提供し、主要なドキュメントの補足となります。
ZABBIX Webインターフェースのパフォーマンス改善のためにサーバ上で次のインデックスを作成することを推奨します。(インデックスがすでに存在している場合を除く)
CREATE UNIQUE INDEX history_log_2 on history_log (itemid,id);
CREATE UNIQUE INDEX history_text_2 on history_text (itemid,id);
CREATE INDEX graphs_items_1 on graphs_items (itemid);
CREATE INDEX graphs_items_2 on graphs_items (graphid);
CREATE INDEX services_1 on services (triggerid);
ZABBIX 1.6.9の変更点
このリリースにはメジャーな新機能は含まれません。バグフィックスのみ行っています。
その他の改善とバグフィックス
- [ZBX-2062] 複数アイテムのリカバリメッセージの送信処理を修正
- [ZBX-1030] Zabbixサーバが認証されていないユーザからのスクリプト実行を許可してしまうセキュリティ脆弱性を修正。Nicobに感謝
インストールとアップグレード方法
インストール
詳細はZABBIXマニュアルを参照してください。
アップグレード
ZABBIXのバイナリのリコンパイルとフロントエンドPHPファイルのアップデートを行う必要があります。データベースへのパッチ適用を行う必要はありません。詳細なアップグレード手順はZABBIXマニュアルを参照してください。エージェントのアップグレードを推奨しますが、必須ではありません。
リリース前のテスト
ZABBIXサーバ
ZABBIXサーバは以下のプラットフォームでテストを行っています。
- Ubuntu Linux, AMD64, kernel 2.6.11, MySQL 4.x
- Ubuntu Linux, Intel, kernel 2.6.15, MySQL 5.0.22
ZABBIXエージェント
ZABBIXエージェントは以下のプラットフォームでコンパイルとテストを行っています。
- AIX 5.2
- FreeBSD 4.x, 5.x, 6.x
- HP-UX 10.x, 11.x
- Linux 2.4.x, 2.6.x
- Linux CentOS
- NetBSD 2.0
- OS/X 10.2
- Solaris 8, 9, 10
- Tru64 5.1B
- Windows XP, 2000, 2003, 2008, Vista
一部のプラットフォームとバージョンに限られますが、コンパイル済みのエージェントをhttp://www.zabbix.com/download.phpからダウンロードすることができます。
商用サポート
ZABBIX SIAはプロフェッショナルサービスを全面的に提供しています。価格やより詳細な情報については営業までお問い合わせください。
参考
- ZABBIX 1.6マニュアル
- ZABBIXフォーラム (http://www.zabbix.com/forum)
- ZABBIXサポート (http://www.zabbix.com/support.php)